先日、とても大好きなおじいちゃんとの
最後のお別れの日を迎えました。
とっても悲しくて書いてるだけで
涙が出てきていますが、
今後思い出せるためにも書きます。
お葬式で読み上げたお手紙 ↓
おじいさんへ
とうとう最期のお別れが
来てしまいました。
今まで大きな愛情で私たちを
見守ってくださり、
本当にありがとうございました。
祖父は大変頭がよく、
いつも優しくて大変自慢のできる
存在でした。
当日、朝10時30分、
祖母、父、母、私、妹、叔父さんの
皆で施設へ面会に行きました。
全員で会いに行く機会は貴重で、
「今日は血圧が低くなっているので、
最期のお別れになるかもしれませんよ」
と施設の人に伝えられたので、
心して会いました。
「おじいさん、おじいさん」と大きな声で
呼びかけても返答はなく、
まばたきなどもしなかったので、
とても淋しい思いでした。
私たちに会ってから1時間後に
息を引き取ったそうなので、
皆が来るまで一生懸命頑張って
待っていてくれたのだと思うと、
涙が止まりませんでした。
祖父はいつも私たちの味方で
いてくれて、深い愛情で
包んでくださっているのが
伝わっておりました。
会う度に「元気か」「大丈夫か」と
深くは聞かずとも、何かしら
心配してくださっていることは
よくわかり、
その気持ちがこちらに伝わり、
非常に安心できる言葉でした。
その言葉が聞けなくなることを思うと
大変淋しさがつのりますが、
自分の心の中で一生、
忘れないでいるつもりです。
おじいさん、どうか安らかに
お眠りください。
そして私たちを見守ってください。
今まで本当にありがとうございました。
おじいさん、さようなら。
今から約8年前、脳梗塞を患ってから
入退院を繰り返しており
そこからもあらゆる体調の面で
とても大変だったと思います。
その頃は世界が上下反対に見える
(天井が床側に見えて人も逆さに映る)
のパニックから始まり
後半にはコロナウイルスにかかり
盲腸炎や大腿骨の骨折、誤嚥性肺炎など
体への負担があまりにも大きく、
本当に心苦しい思いでいました。
たくさん病院を転々とする中で
薬の服用も多く、
リハビリや手術なども含め
これ以上なく頑張っていました。
おじいちゃんは本当に頭が良く、
東大卒、銀行員ということで
一応そんな教育家系の中
生まれたわたし。
その頭の良さからニュース(政治や社会)
に対してとにかく怒っていて、
そんなおじいちゃんが私は好きでした。
怒られるの大嫌いな私ですし
人の怒ってる姿を見るのも
あんまり好きじゃないですが、
おじいちゃんのその姿は脳裏に
焼き付いていて、
怒っているおじいちゃんも好きでした。
人には厳しいようでしたが、
唯一の孫であった私には
とっても優しかったです。
(記憶では怒られたこと1度もない)
わたしは思い出として
おじいちゃんやおばあちゃん、親戚、
家族などでホテルでゆっくりと
お茶したり話したりする時間が
とても大好きでした。
あのゆったりした時間は
何にも代えられないものがあり、
本当に自分が自分らしいというか、
守られてるような感覚がありました。
大人になって夢を見て、
自分が人生で一番自分らしく
ゆったりと居れる時間は
どこなのかを特大サイズのお花が
歩いて教えてくれるという夢を見て、
それは全員軽めのドレスコードで
着飾っていて
家族やおじいちゃんおばあちゃんと
ホテルでディナーを食べているという
ところで、
その席にお花に案内されるという夢
でした。笑
もう大人になってそんなの
すっかり忘れていて、
大切なことを夢が教えてくれて、
現実を思い出すというような
不思議なことが起こりました。
おじいちゃんは毎日の日課として
天声人語をノートに
ぎっしり書いていたようで、
これからも毎日書けるようにと
おばあちゃんが棺にノートを入れていて
感動しました。
そんな人がおじいちゃんだったことを
私は大変誇りに思います。
いつも絶対に味方でいてくれたこと、
こんなに幸せなことはありませんし、
そんな人がこの世から
いなくなってしまうなんて、
こんなに心細くて寂しいことは
ありません。
全員で面会に向かった1時間後に
息を引き取ったこと、
こんなに素晴らしいタイミングなの
あり得ないよねと皆で話しましたし
未だに奇跡だと思っています。
今までもバラバラで会うことは
会っても、
全員で会いに行く機会はほとんどなく、
おじいちゃんが全てを
見てくれているようにしか
思えなかったです。
こんなタイミングや奇跡を
間近で感じて、
人生や今後についても
色々考える大きなきっかけに
なりました。
これからも四十九日や別に法事などが
続きますが、
何か転換期になるように感じています。
おじいちゃん、
今までほんとにありがとうございました。
おじいちゃんには
感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもどうか安らかに。
そしてどうかお守りください。
またね。